デジタルカメラ あれこれ
パソコンの普及とともに利用者が増えてきたデジタルカメラ。今では年間生産台数は、約1000万台に達しています。
とは言え、スマートフォンや携帯電話のカメラ機能の利用者も増え、また機能も向上してきているため、デジカメの利用者はより高級な機種や高機能を求める方が増えてきているようです。そのためコンパクトデジタルカメラは減少気味で、マイクロ一眼マメラ（ミラーレスタイプ）が新たな利用層を生み出すことに成功し、全体の生産数を維持しています。
しかし、せっかく優れたカメラを持っていても「オートモード」だけで撮影している方も多いのではないでしょうか？カメラの特徴や機能を知ってよりイメージに近い写真を撮ってみましょう。
●デジタルカメラにはどんな種類があるの？
<コンパクトカメラ>
誰でも手軽に美しい写真が撮れます。ムービー機能や手ぶれ補正、液晶タッチパネルを搭載する機能があったり、夜景やポートレート用のモードを備えるなど、多機能化が進んでいます。
<高級コンパクトカメラ>
レンズ交換はできませんが、高画質な撮影ができることが魅力です。マニュアルモードで撮影条件の設定ができる機種もあり、より豊かな撮影表現が可能。
<デジタル一眼レフカメラ>
環境や撮影条件によって細かな設定ができることが大きな魅力。撮影モードや目的に合ったレンズに交換することでレンズ交換はできませんが、高画質な撮影ができることが魅力です。マニュアルモードで撮影条件の設定ができる機種もあり、より豊かな撮影表現が可能。
<ミラーレス（マイクロ一眼カメラ）>
レンズ交換ができます。カメラ内に画像を確認するためのミラーがなく小型軽量を実現。交換レンズやアクセサリーはまだ豊富ではないが、大きな液晶モニターやタッチパネル操作など、初心者にも使いやすいカメラです。
●用語解説
＜絞り＞
絞りは開放Ｆ値で表されます。絞りの数値を小さくして撮影するとピントを合わせた周囲はボケ味が大きく、対象物を強調できます。逆に数値を大きくすると、背景にもピントが合い、シャープな仕上げが得られます。「絞り優先」が便利。
絞りF3.2 絞りF25
＜シャッタースピード＞
シャッタースピードを高速にすると、例えば噴水の水滴の一粒一粒まで撮影可能（目安は1/250秒以上）。また遅くすると水の流れがラインで楽しく見えます（目安は1/8秒以上）。「シャッタースピード優先」が便利
1/4秒 1/1600秒
＜ＩＳＯ感度＞
光に反応する度合いを表すもの。ＩＳＯ感度を高くすると少ない光量でも明るさを十分に感知して写せるため、暗くてもシャッター速度を速くして撮影できます。
ただしザラつきが出るので注意が必要です。
●撮影ポイント
＜レストラン・メニュー＞
おいしく見える撮り方をするためには、
(1)自然光で、(2)光を後方から当て、(3)明るすぎないようストロボは使用しないようにしましょう。
窓際などに料理を置き、ストロボを使用しないで自然光の中で撮影
手前に白い紙を置くと、料理の前の光が行き渡らないところにも反射光が当たり、料理を引き立てることができます。
＜商品写真＞
全体的に均等に光を当て、余分な陰影をつけないように撮影することが大切です。
撮影ボックスを使えば、光が被写体に均等に行き渡り、美しく撮影できます。
＜スポーツ写真＞
連射モードにすれば高速で撮影でき、動きを分解してチェックすることができます。
また、必要なシーンだけを取り出すこともできます。
これからも、すてきな写真をたくさん撮ってアルバムを作ってお友達と見せ合ったり、お部屋に飾ってください。
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