やまびこ　2015年9月号 をお届けします。

●４Ｋ
ソニー、パナソニック、東芝、シャープなど家電各社は、４Ｋ対応テレビを次世代テレビと位置づけ販売に力を入れ始めています。また、パソコンディスプレイにも４Ｋ対応の液晶画面を使ったモデルが出回り始めました。
「４Ｋ」が時代の先端をいくものであることは想像できますが、どんな意味なのでしょうか？

「４Ｋ」とは、画面解像度のことで、約4000×2000ピクセルくらいの値を指しますが、16：9の画面比率なら、一般的には、3840×2160ピクセルとなります。

これまでのフルハイビジョン1920×1080と比べると、画素数では４倍になります。

最近、各社４Ｋ対応液晶ディスプレイの生産には力を入れ、またデジタルカメラ、ビデオカメラなど撮影機能を持つ製品が増えてきています。

2015年４月にはシャープがスマートフォンの４Ｋ対応液晶ディスプレイを開発し、2016年には量産化する見込みだそうです。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


●無線ＬＡＮ（Ｗｉ−Ｆｉ）「１１ａｃ」規格

　無線ＬＡＮはかなりの家庭に普及し、パソコンの無線接続だけでなく、スマートフォンやタブレットでの接続、またプリンターにも無線ＬＡＮで接続することも一般的になってきました。

　「１１ａｃ」は、無線の通信規格のことです。
　通信規格は、IEEE802.11ｂ→ａ→ｇ→ｎ→ａｃと通信速度がアップしてきました。

規格名	概要	周波数帯域	最大速度
IEEE802.11ac	5GHz帯を使う最新の無線LAN規格。販売されているルーター製品のデータ通信速度は、実装されているアンテナの数で異なる。規格上は最大6.9Gbpsになる	5GHz	1300Mbps/  1700Mbps
IEEE802.11n	2.4GHz帯と5GHz帯のいずれにも使える高速規格。11ac登場前は最速	5GHz/2.4GHz	450Mbps
IEEE802.11g	2.4GHz帯を利用する比較的初期の規格	2.4GHz	54Mbps
IEEE802.11a	5GHz帯を利用する比較的初期の規格	5GHz	54Mbps
IEEE802.11b	2.4GHz帯を利用する初期の規格	2.4GHz	11Mbps

通信機器の親機である無線ルーターを「ａｃ」対応に交換することによって、その速度を上げ、インターネット利用環境を改善することができます。
　もちろん、パソコンに内蔵された通信子機が「ａｃ」に対応している必要がありますので、交換するときは事前に確認してください。

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