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やまびこ 2017年 9月号 をお届けします。

電話でのお問い合わせはTEL.

 
   芋の露 揺れて半分こぼれけり    
中野 啓子
                        (箕面教室 生徒さん)


中野さんの俳画をご紹介します。
 
 中野さんは、俳句も俳画もお上手で、
 たくさんの作品をお持ちです。
 
 ※
  絵をクリックすると拡大します。
  どうぞご覧ください。

 
大野さんから9月の色紙を頂きました。
   …大野さんからのメッセージ

 「喜・悦・欣・歓・愉・慶・・・」等
太古の昔、真っ暗の闇の恐怖の中で、火を得たときの「よろこび」を表す漢字で出来てきたとの事です。
大辞林によると、楽器を打ち、神に祈り、神を
楽しませる意味から"喜“が、またよろこびの表現
方法の違いで色々な漢字が出来たそうです。
                  大野
 絵をクリックすると拡大します。どうぞご覧ください。




 【今月のお話】
    作家 中井俊已(なかいとしみ)さんのメルマガより、ご紹介します。

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  『愛こそは・・・』
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  愛こそは人生を人生たらしめ、
  人生に価値と意味を与える最高のもの。最根本のもの。
  愛こそは幸福をきずく最初で最後のもの、幸福とほとんど同意語のもの。

                    犬養道子『幸福のリアリズム』

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▼世界の飢餓や難民救済活動に力を注いできた評論家の
 犬養道子(いぬかい・みちこ)さんが、7月24日帰天されました。

 96歳でした。

 犬養道子さんは、五・一五事件(1932年)で暗殺された
 犬養毅元首相の孫で、犬養健元法相の長女でした。

▼五・一五事件とは、ご存じのように
 海軍の青年将校と陸軍の士官候補生による
 歴史的な暗殺事件です。

▼日曜日、自宅でくつろいでいた犬養毅首相は
 急な侵入者に少しも慌てず、
 「話せば分かる」と言いながら、
 将校たちを応接室に案内します。

▼しかし、錯乱していた暗殺者たちは、
「問答無用、撃て」という叫び、ピストルを乱射します。

 女中たちが駆けつけると、
 犬養首相は顔面に被弾し血を流して倒れていました。

 狼狽する女中たちを冷静に制してこう語っています。
 「いま撃った男を連れてこい。よく話して聞かすから」
 最期まで、
 言論で対話しようとする犬養首相らしい姿でした。

▼犬養道子さんによると、
 犬養毅はその死去の数日前のこと、
 わざわざ時間をとって、
 孫の道子(当時11歳)に1つの書を与えました。
 書かれていた文字は「恕(じょ)」。

 他人の心情を察し、思いやるという意味の言葉でした。

▼この祖父の言葉「恕(じょ)」を胸に、
 犬養道子さんは、その後の人生を歩んでいきます。
 欧米の大学で哲学や聖書学を学び、欧州各国に滞在。
 1958年に欧米での体験を描いた『お嬢さん放浪記』で
 文筆活動に入りました。

 『人間の大地』『聖書を旅する』(全10巻)など
 多数の本を著しています。

▼難民キャンプの写真を目にしたことを機に
 飢餓や難民問題に取り組み、
 砂漠化した土地に植樹する「みどり一本」運動や、
 難民を支援する「犬養道子基金」の活動を続けていました。

▼言論による活動と飢餓や難民救済活動・・・
 「恕(じょ)」の精神を貫いた一生であったように思えます。

 犬養道子さんのご冥福をお祈り申し上げます。


★言葉と行い★

 私たちは言葉を発します。
 言葉で伝えようとします。
 言葉で理解しようとします。
 けれども、言葉にまさるのは行いです。
 けれども、行いにまさるのは、愛です。
 愛のある言葉と行いは、何にもまさります。

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     いつも読んでくださってありがとうございます!
     今日も、あなたに良いことがたくさんありますように…。

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