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やまびこ 11月号 をお届けします。

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西日本には映画の舞台となった場所がたくさんあります。
ロケ地となった瀬戸内海に浮かぶ島々、情緒あふれる温泉地、歴史ある街や村。
懐かしい名作とともに紹介します。
今年1年の旅行計画の一つに加えてみてはいいかがですか?

まいんど10月号の記事を参考にさせていただきました

二十四の瞳 (昭和29年公開、香川県小豆島)

小豆島を舞台に大石先生と12人の子どもたちの交流を綴った不朽の名作

【ストーリー】昭和3年、小豆島の岬の分教場に新任の女教師・大石久子が赴任。12人の教え子たちはみな先生を慕う。しかし、戦争の波は子どもたちの運命を大きく狂わせていく・・・。

 映画のロケ地は小豆島南東部の田浦半島。撮影が行われてからすでに60年以上経ちますが、舞台となった「岬の分教場」、明治35年に建てられた田浦尋常小学校は、廃校になった今も当時のまま保存されており、教室には机や椅子、オルガンなどが残っています。岬の分教場から約700m南に「二十四の瞳映画村」があります。ここは田中裕子主演で映画化された時に作られたロケ用オープンセットを公開したもの。「壷井栄文学館」や日本映画の黄金期ギャラリー「キネマの庵」なども併設。水下恵介生誕100年の今年は、記念イベントも行われています。
 近くには小豆島オリーブ公園があり、また日本三人渓谷美の一つ「寒霞渓」は11月上旬から50種以上の紅葉植物で彩られます。

二十四の瞳映画村 0879−82−2455
 http://www.24hitomi.or.jp/


男はつらいよ 〜花も嵐も寅次郎 (昭和57年公開、大分県湯平温泉)

ご存知、寅さん 湯平温泉で恋の指南役

【ストーリー】大分を訪れた寅次郎は、東京のデパートに勤める螢子と動物園の飼育係・三郎と知り合う。螢子に一目惚れした気が弱い三郎のために、寅さんは恋の指南役を買って出る。

 湯平温泉には、寅さんの馴染みの宿があるという設定でロケが行われました。寅さんが三郎や螢子と出会う湯平温泉の起源は鎌倉時代と言われており、古くから湯治場として親しまれてきました。この温泉地の光景を象徴するのは江戸時代に造られた石畳の坂道で、その横を花合野川が流れます。自然に囲まれた山間にある昔ながらの風情が残る温泉地。共同浴場が5つあり、温泉好きに人気。秋にはみごとな紅葉が楽しめます。
 ロケ地は湯平の隣町である湯布院温泉、別府の鉄輪温泉。さらに臼杵石仏で知られる臼杵市、国東半島にある坂道の城下町杵築市でも行われました。いずれも歴史のある情緒豊かな名所です。


  


 




 大分湯平温泉観光案内所
   0977-86-2367
   http://www.yunohiraonsen.jp/

時をかける少女 (昭和58年公開、広島県尾道市)

尾道の情緒ある町並みで展開するSF映画

【ストーリー】大林宣彦監督の尾道3部作の第2作目。放課後、実験室で気を失って以来、時間を超える能力を持った少女・和子。やがて彼女は、転校生の少年が未来人だと知る・・・。

映画の舞台の一つは監督の故郷、尾道市。北前船の寄港地として栄えた町で、瓦葺の日本家屋、石畳、細く狭い古道、高台の寺社と石階段などが残ります。映画で観た古き良き時代の風景が魅力です。
 ロケ地めぐりの前に立ち寄りたいのが「おのみち映画資料館」。尾道を舞台にした映画や地元出身の小津安二郎監督の資料や作品が紹介されています。尾道には観光スポットがたくさんあり、特に千光寺へ向かうロープウェーから眺める瀬戸内海は絶景です。

  尾道市観光課 0848−125−7184
   http://www.city.onomichi.hiroshima.jp/

瀬戸内少年野球団  (昭和59年公開、岡山県真鍋島)

敗戦直後の小さな港町で野球に夢を託す少年少女を生き生きと描く

【ストーリー】敗戦直後の淡路島。国民学校は軍国教育から民主主義教育へ。島に押し寄せたアメリカ文化を野球少年らの目を通してユーモラスに。淡い初恋も交えて・・・。

 作詞家・阿久悠の少年時代を綴った同名小説が原作で、舞台は彼の故郷・淡路島ですが、ロケ地は笠岡諸島の一つ真鍋島です。平安時代、真鍋氏が支配し、水軍の根拠地を置いたとされる歴史をもつ島。港には石積みの堤防があり、瓦屋根の連なる懐かしい町並み、路地に入ると古いコールタールの炭焼きの家が残り、映画と同じ風景に出会えます。学校のロケに使われた木造校舎も健在です。
 真鍋島は猫の島とも言われ、桟橋や路地などあちこちで猫と遭遇します。時間がゆっくりと流れる中をただ気ままに散歩する、そんな自由な旅には最適です。

  笠岡市観光連盟 0865-169-2147
   http://www.kasaoka-kankou.jp/
 
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ラストサムライ (平成15年公開、兵庫県書寫山圓教寺)

西の比叡山と呼ばれる書寫山山上の圓教寺で撮影

【ストーリー】明治維新直後の日本。軍の近代化を目指す政府に軍事顧問として招かれたオールグレン大尉。政府に反旗を翻す侍、勝元に出会い、武士道精神に目覚めていく・・・。

 外国人からみた日本の武士道精神を描いた映画です。戦闘場面などはニュージーランドでのロケですが、寺のシーンは姫路市にある圓数寺でロケされました。
 平安時代中期、性空上人によって聞かれた天台宗の古刹で、映画のテーマである武士道を語るのにふさわしい凛然とした僧の修行道場です。
 境内には、岩山の中腹に建てられた舞台造りの摩尼殿や金剛堂、護法堂、鐘楼、常行堂、大講堂、食堂など、重要文化財に指定されたお堂が雄大な自然の中に威風堂々と点在します。
 秋には紅葉が観られ、11月上旬から下旬、摩尼殿から見下ろすモミジとイチョウの濃淡は見事です。



  書寫山圓教寺 079-1266−3327
   http://www.shosha.or.jp/


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ALWAYS三丁目の夕日 (平成17年、岡山県・旧遷喬尋常小学校)

舞台は昭和30年代の東京下町 当時の学校風景を再現

【ストーリー】建設中の東京タワーが少しずつ空へ伸びていく昭和33年。東京下町の夕日町三丁目で、親子3人が暮らす

 昭和30年代の東京の下町を完璧なセットとロケ、小道具、視覚効果技術で再現し、その年の映画賞を独占しました。当時の面影を残す場所として岡山県でも撮影が行われ、子どもたちが通う夕日小学校のロケ地となったのが、真庭市にある旧遷喬尋常小学校。明治40年に建設された、迎賓館を思わせる豪奢な洋風建築で、国の重要文化財に指定されています。
 真庭市は古くは出雲街道の要衝として繁栄したところで、土蔵や白壁や格子窓の古い町並みが残る情緒のある町。雄大な自然にも恵まれ、特に蒜山高原は紅葉が美しく、高原で飼育されるジャージー牛の乳製品も堪能できます。

  社団法人真庭観光連盟 0867-45-7111
   http://www.e-maniwa.net/

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殯(もがり)の森 (平成19年公開、奈良県奈良市田原地区)

茶畑が広がる景色の中で生と死を語る人間ドラマ

【ストーリー】奈良県東部の山間部の自然豊かな里にあるグループホーム。愛する家族を亡くした認知症の老人と女性介護士が、森をさまよううちに、生きる意味を見いだす・・・。

 河瀬直美監督が暮らす奈良を舞台にした作品の一つで、カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した作品です。奈良市の市街地から、少し東に行くと山間に田んぼと茶畑が広がるロケ地に辿り着きます。整然と並ぶ茶畑は、映画のシーンと同じように美しく圧倒されます。
 自然豊かな里には、古事記の編纂者大安萬侶の墓や奈良時代の天皇の御陵が点在。さらに製茶やしいだけ、麻織物、わら細工、竹細工、木工など、地場産業の店や工場が「田原やま里博物館」の看板を掲げて、仕事場や生活の場を観光客に公開しています(見学は予約制)。

  奈良市観光振興課 0742-34-5135
  奈良市観光協会のホームページ
   http://narashikanko.or.jp/

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坂の上の雲 (平成21年放映、愛媛県松山市)

秋山兄弟と子規が少年期を謳歌した松山城とその城下町

【ストーリー】四国・松山出身の秋山好古・真之兄弟と正岡子規の3人を中心に、明治という時代、国の近代化に取り組み、国家の存亡をかけて日露戦争を戦った青春群像を描いた物語。

 司馬遼太郎の長編小説をNHKが足掛け3年かけて放映。日本騎兵を育てた秋山好古、日本海軍の戦術を確立した真之の兄弟と、俳句や短歌の革新を成した正岡子規。
 ロケはこの3人の故郷・伊予松山の松山城や道後温泉などで行われました。市内には「坂の上の心ミュージアム」、「秋山兄弟生誕地」、「子規記念博物館」など主人公ゆかりの地が点在。観覧するとより深くドラマの世界に浸れます。

松山市観光産業振興課 089-948-6556
 http://www.city.matsuyama.ehime.jp


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ノルウェイの森 (平成22年公開、兵庫県砥峰高原)

深い森の色が人間の感情を映し出す、村上春樹の傑作

【ストーリー】大学生になった主人公ワタナベは、偶然、自殺した親友の恋人・直子と再会。大学の同窓生・緑との間で揺れ動く若者の恋愛模様を通して、葛藤や挫折、喪失感を描く。

 ロケ地となったのは、兵庫県のほぼ中央にある神河町の1000m級の山々に囲まれた峰山高原と砥峰高原です。特に砥峰高原は約90haにおよぶ大草原が広がる西日本有数のススキの原生地。
 10月に入るとススキの穂が開きはじめ、日差しを浴びて銀色に煌めきます。11月上旬には穂が開ききり、草原一面が銀色の絨毯を敷きつめたよう。夕方、日が沈む前の20分くらいの一時、穂は夕日を浴び黄金色に染まる壮大な光景を展開し、カメラマンたちの絶好の被写体となっています。
 また、映画の撮影が行われた場所に標柱が設置され、撮影状況の写真や撮影秘話を記したパネルが掲示されています。

神河町観光協会 0790-34-1001
 http://www.kamikawa-kankonavi.jp/


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